食べ物で遊ぶのはOK?NG?

講座やレッスンの時にいただいたご質問への、私なりの考えをお伝えできたらと思います。

安全だからいいと思っていたけど・・・

お子さんがお米の入っている場所の開閉ができるようになり、お米で遊ぶように。

まだ小さいので、おもちゃなど口に入れてしまうことも多く、食べ物ならもし飲み込んでも安心とあそばせていたそう。

でも、「食べ物であそぶ」ってどうなの?ということが気になっている、ということでした。


まずは「正解がない」ということが大前提

お米で遊ぶ・・・わかります。

この質問をいただいたとき、周りの受講生の方の何名か深くうなずいていらっしゃいました。

「うちもです」という声も聞こえました。

赤ちゃんって、細かいもの(床に落ちてるゴミくずとかも)大好きですよね。

ゴミくずをつまんで食べるよりは、確かにお米の方が安心です。

食べ物で遊ぶのがOKかNGか、だけでなくほとんどの場合教育やしつけに正解はありません。

いろんな考えがあるので、ご家族ごとにルール(というと少し大げさですが)、方針を決めることが大切です。


大切にしてほしいのは「ルールが途中で変わらない」こと

少し話がずれるかもしれませんが、最近「怒らない育児」みたいなのが流行っています。

(↑ニュアンスを間違って受け止めている方も多いのですが、それはまた別の記事で・・・)

ちょっと極端な話をしますが、赤ちゃんのときって新しいことができるようになると、親はとっても嬉しいですよね。

つかまり立ちができるようになって、体をうまく使えるようになって、ローテーブルに登れつようになって・・・

わぁ!すごい!こんな高さも登れるようになったの?!なんて、手を叩いて褒めたりします。


お子さんが成長して3歳になりました。

ローテーブルに登っていたら「わぁ!すごいね!」と手を叩いて褒めてあげますか?

おそらく、ほとんどのご家庭でこたえはNO.だと思います。

「机の上に登ったらいけないよ。」となるのではないでしょうか?


では、ローテーブルに登るのがNGになるのはいつ?ということなんです。

例えば、「もう1歳なんだから登るのはやめなさい」とか?

きちんと理由があるように見えますが、これは大人の言い分です。

お子さんにとっては「昨日まで褒めてもらえていたのに、今日から急に怒られるようになった」という認識にしかなりません。

心の中で、矛盾に対するもやもやが生まれるだけです。

大きくなるにつれ、この様な矛盾に直面する機会は出てきます。

ただ、0~1歳ごろにこのような経験をする必要はありません。


この様に、途中でルール・方針が変わらないようにする必要があります。


「お米で遊ぶ」はどうすればいいか?

パターン①安全第一、お米で遊ばせる

指先が器用になってくると、細かいもので遊ばせるのはとても良い事です。

でも、ビーズなどは飲み込んだ時に心配ですよね。

だから、お米や小豆などで遊ばせる。それでOKです。

その代わり、ルールを決めてほしいと思います。

本当は食べる物、この取り分けたお米だけは特別に遊びに使ってもいい(もう食べない)と決めたもの。

だから、あそぶのはママが取り分けてあげたお米だけ、棚から勝手に出して遊ばない。

ということを徹底し、棚の中のお米で遊ぼうとしたら必ず「STOP」をかける。

この場合、「お米で遊びたい」というかぎりは遊び用のお米を提供してあげてください。

大きくなって(ほとんどの場合が自然に遊ばなくなりますが)も遊びたがるときは、「赤ちゃんの時は飲み込んでしまうかもしれないから、お米を渡していた。もう〇〇ちゃんは飲み込まなくなって安心だから、ビーズで遊ぼうね」ときちんと説明し、お子さんが納得したら

お米を渡すのをやめましょう。


パターン②お米は食べ物、遊ばせない

ビーズよりは安心だけど、やっぱりお米は食べ物なので絶対にあそばせない、パターンです。

ただ、とりあげてしまうとせっかく細かいもので遊ぼうとしていた興味の芽が枯れてしまうので、似たようなサイズ感のものを渡してあげましょう。

ビーズなどは誤飲が怖いので、お子さんの手の届かないところに置き、「遊ぶ時は大人と一緒」とルールを決めて安全に遊んでください。


気にされないご家庭やこれが食育よ!など、自由にお米を触っていい家庭があってもOKです。

とにかく、ご家庭にあったルールを決めて、そのルールを変えない事だけ守ってほしいと思います。


ちなみに我が家は・・・

よだれやごみなど、いろいろついている赤ちゃんの手で食べ物に触るのは衛生面が気になるのでNGにしていました。

お米などはストックしておくものなので、なにかあったら大量に破棄しないといけなくなりますよね。

そういうのが嫌だったので、わが家はハイハイができるようになったらキッチンの入り口にとおせんぼをしてこれないようにしていました。

興味をもったものを「ダメ」と言いたくなかったので、この作戦です。

包丁を持っている時などに赤ちゃんにつまずいても危ないので、この作戦にして良かったと思っています。


そのかわり我が家は小さい粒に触れるので、砂遊びをかなり早い時期から(生後9か月ごろ)からスタートしました。

きちんと管理されている砂場(管理されていない砂場に行ったら中から大量の動物のフンがでてきたことがあるので、絶対に行きません)にいって、自由に触らせていました(目は光らせていましたよ 笑)

砂場だけでなく、庭の砂利や砂、時には泥なんかも触らせていました。

※衛生面は気を付けて下さいね


「食べ物」として触らせてあげよう

おもちゃとしてお米を渡すことはありませんが、少し大きくなってからは「食べ物」としてお米に触らせていました。

料理を見せたりは良くしていたので、「これがごはんになるんだよ~」とお米を見せたり

お米を研ぐのを手伝わせたり(びちょびちょになりますけどね・・・)して、「食べ物としてのお米」を教えるようにしました。


私のオススメは、お米は「おもちゃ」として渡さない。

「食べ物」として接する機会を設けてあげる。です。


すこしでも、みなさんの育児の参考になれば幸いです。

長くなりました。お読みいただきありがとうございました。


ほんにだんだんんね

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お読みいただきありがとうございました。

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