ベビーマッサージに使うオイルの選び方
ベビーマッサージを行う時に「オイル」を使用する場合が多いと思います。
レッスンに行くと、講師が用意している場合がほとんどですが、ご自宅でベビーマッサージをするときはどうなさっていますか?
オイルの役割や選び方など、ご紹介します。
ベビーマッサージにオイルは必要か?
結論から申しますと、「使わなくてもできるが、使った方がよい」です。
赤ちゃんの肌はとてもデリケートです。
大人の皮膚よりも薄いので、オイルを使って摩擦を軽減してあげましょう。
また、オイルでマッサージすることで肌の表面に膜をつくり外の刺激から守ってくれる効果も期待できます。
肌に合うオイルが見つからない、という場合はオイルを使用せずにマッサージをしてもいいですが、肌を強くこすらないように気を付けて下さい。
パッチテストでお肌に合うか必ずチェックを!
オイルを使用したほうがいいといっても、いきなり全身にオイルを使用してはいけません。
必ずパッチテストを行い、肌に異常が出ないか確認するようにしましょう。
パッチテストとは、肌に少量のオイルを塗布し、アレルギーなどの反応を見て、使用可能かどうか確認するテストのことです。
〈パッチテストのやり方〉
①オイルを少量指先につけ、腕や太ももの内側などの皮膚の柔らかいところに塗ります(10円玉くらいの大きさで塗布)
②そのまま15~20分程度置き、経過を観察しましょう
③変化がなければ、オイルを使用してもOKです
肌が赤くなったり、湿疹が出た場合は、すぐにオイルの使用を中止し、ぬるま湯などで洗い流しましょう
肌のトラブルと対処
まれに、パッチテストで異常が見られなかったのに、マッサージ後に湿疹があらわれる時があります。
これは、マッサージで代謝が良くなり、老廃物が排出されたことによる場合がほとんどです。
その場合は、時間の経過とともに薄らいでいきます。
時間がたっても症状が変わらない、悪化していく場合などは、肌に合わなかった、オイルが劣化していたなど、さまざまな要因が考えられるので、医療機関を受診してください。
湿疹が出た場合
・かゆみがある
・発熱がある
・食欲が低下している
・時間経過で、湿疹が薄くならない
などのポイントをチェックし、あてはまるかどうかが受診の目安です。
オイルの選び方
赤ちゃんの肌は大人よりもオイルが浸透しやすいので、できるだけ肌に優しい品質のものを選びましょう。
キャリアオイルと呼ばれる「100%天然の植物オイル」がおすすめです。
これは、分子が小さいので肌に浸透しやすく、栄養分やミネラルが豊富に含まれています。
純粋な植物オイルは、赤ちゃんの口に入っても安心です。
石油由来の鉱物性オイルは分解・代謝しにくく、肌に浸透しにくいオイルのためマッサージには適しません。
また、香料・酸化防止剤などの添加物が入っているもの、化粧品などのにおいが強いものも避けましょう。
エッセンシャルオイル(精油)も3歳未満の乳幼児には、中枢神経への作用が強すぎるので使用しないでください。
食用オイルも、マッサージ用のものとは抽出方法が違うので使用を控えましょう。
レッスンで使用しているオイル
当教室で利用しているオイルご紹介します(宣伝ではありません。ご参考までに)
ABMセサミオイルは、島根県の出雲で作られているキュアリング(加熱処理)された、ベビーマッサージ用のものです。アレルギー反応が極めて少なく、安全で、酸化しにくく、日本人になじみがあってベビーマッサージに適しているのがセサミオイルです。
セサミオイルは、鉄、リン、マグネシウム、銅、珪酸、カルシウムのようなミネラルと微量元素を含んでおり、リノール酸とオレイン酸のバランスがよく、レシチンも多く含まれてます。 また他の油にくらべてゴマ油はセサモールとセサモリンという自然の酸化防止剤を含んでいるために、酸化しにくい性質をもっています。
”米ぬか”を原料とした100%植物性・無添加オイルです。低刺激てさらっとした使い心地で、赤ちゃんの保湿やスキンケアに最適です。無香料・無着色で、ベビーマッサージにもおすすめです。配合ハーブ: ライスオイル 全成分表示:コメヌカ油 成分:100%植物性、合成着色料無添加
赤ちゃんの肌に合っていれば、においやテクスチャーなど、ママが気に入るものを選んでください。
ママが気に入るもので、リラックスしてマッサージを行うことが大切です。
酸化したオイルを使用しないよう、少量のものを購入するのがおすすめです。
開封したら、早めに使い切るようにしましょう。
※何年も前の上のお子さんの残りを下のお子さんい使ってはいけません!
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