ベビーマッサージとは
ベビーマッサージとは、赤ちゃんにしてあげるマッサージのことです。
心や体、脳の発達を促す効果的なスキンシップだといわれています。
ベビーマッサージに期待される具体的な効果をご紹介します。
赤ちゃんの脳と心の発達を促す
ベビーマッサージをすることで自律神経系、末梢神経系を刺激し、脳に働きかけます。
これらの刺激は、神経回路網の形成(脳の発達)を促します。
また、体や手足の位置、大きさ、つながりなどを実感することで「自分の体」に対するイメージが形成され、身体感覚が養われます。
ベビーマッサージによるスキンシップは、オキシトシン(愛情ホルモン、幸せホルモンなどと呼ばれる)の分泌を促します。
オキシトシンは、赤ちゃんの発達に欠かせないもので、体を育てることはもちろん、免疫や抵抗力を高め、心の成長や情緒の安定などにも関わっています。
赤ちゃんの運動機能を発達させる
皮膚への刺激は、さまざまな器官や神経系を活性化させ、運動神経を発達させます。
また、関節を動かすことで体を柔軟にし、筋肉の発達も促します。
赤ちゃんの内臓機能が高まる
ベビーマッサージにより、赤ちゃんの胸が開き呼吸が深まります。
呼吸が深まると、酸素の循環が良くなりリラックス効果が高まります。
それにより、眠りが深くなり、成長ホルモンの分泌を促す効果が期待できます。
また、マッサージにより筋肉の緊張がほぐれ、血行も良くなるので解毒力や抵抗力がつきます。
細菌などの侵入を防ぐリンパ系も活性化されるので、免疫力もUPします。
さらに、胃腸の働きも活発になるので消化吸収機能が高まり、下痢や便秘の予防にもなります。
赤ちゃんの肌を守る
オイルを使ってベビーマッサージをすることで、肌を保護する皮脂膜ができ、乾燥を防ぎます。
皮脂膜は雑菌をバリアする機能もあるので、赤ちゃんの繊細な肌を守ってくれます。
お母さんの育児をサポート
ベビーマッサージは赤ちゃんの全身の肌に直接触れるので、続けていると赤ちゃんの成長に気づきます。
しゃべれない赤ちゃんとコミュニケーションをとることができ、機嫌や肌の状態、体調の変化などに気づきやすくなります。
また、ベビーマッサージをすることでお母さんもオキシトシンが分泌され、ストレス軽減の効果があるといわれています。
ベビーマッサージは、お母さんと赤ちゃんがコミュニケーションをとることができ、絆を深めていくのに最適なスキンシップだと思います。
マッサージの手順に集中するのではなく、赤ちゃんの目を見て優しく語り掛けることがとても大切です。
おしゃべりや動くことができない頃からできる、とても素敵なスキンシップがベビーマッサージなのです。
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